整体と整骨院の違いについて知っておきましょう
体の痛みを改善しようとする場合に、整体院や整骨院の違いを知っておくことが大切です。治療の内容に違いがあり、個人の症状や治療目的に合わせて選ぶ必要があるからです。整体院は、関節や骨格の歪みを矯正することや、可動域の改善などの施術を行う施設のことです。整体院を開業する上では、特別な資格を必要としませんので、誰でも開業することが可能です。とはいえ、全くの経験ゼロでは問題がありますので、専門学校に通って技術や知識を修得する方が多いのが現状です。なお、自由診療となりますので、健康保険は適用されません。一方、整骨院は治療を目的とする施設であり、健康保険が適用される違いがあります。整骨院に従事する専門家は、法律で決められた専門を学んだ後に、国家試験に合格し免状(柔道整復師免許)を取得していること、及び治療院としても営業の認可を受けていることが前提となります。具体的には、保健所への開設届が必要となります。
整体の施術効果を長続きさせる秘訣があります
整体師さんから施術を受けて、施術中に眠くなってしまう方って多いです。それは、筋肉の緊張が和らぐことにより、副交感神経が働きはじめるからです。副交感神経が機能し始めると体温が上昇し、血行がよくなります。血液の循環が良くなると、酸素や栄養分が体全身に行き渡るので、新陳代謝が活性化され、疲労感がすっと消えてゆきます。整体でリンパも刺激されますから、蓄積した老廃物をリンパが排出し、疲労感を生み出す物質も体内からなくなるので、整体は気持ちが良いのです。整体院で施術してもらうと、施術当日や翌日は体がすっきりするけれど、翌々日になるとまた元の疲労感に襲われるという方もおられます。それは、整体の効果が弱いからではありません。毎日強いストレスを体と心が受けているため、一度の施術では十分回復できないのが理由です。週に一度程度、定期的に整体院で施術を受け、日常生活で自分でできるケアを行う、例えば少し温度を低めにしたお風呂にゆっくりつかるなどすると、体がいつもリラックスした状態になってゆきます。